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第234回月例会報告 古本喜庸氏(昭47法)

tedfurumoto第234回月例会平成26年6月12日(木)

学習院目白キャンパス中央教育研究棟

講師  古本喜庸(ふるもとよしのぶ)氏  ペンネーム:テッドYフルモト

演題  バンクーバー朝日軍

伝説の日系人野球チームその歴史と栄光  あまり知られていないが、20世紀初頭カナダのバンクーバーには約1万人の日系移民がいた。

しかし彼等は露骨な人種差別により、貧困で過酷な生活を強いられていた。

そんななか日系2世による「バンクーバー朝日軍」という野球チームが誕生する。白人に体力的に劣る彼等は、猛練習と頭脳プレーで数ある白人チームを破り、多くのリーグで優勝する。

彼等は日系人の夢であり希望であり、そのフェアプレーの精神に貫かれた戦いぶりは多くの白人からも称賛された。

だが、太平洋戦争の勃発により日系人は財産を没収され収容所送りとなり「バンクーバー朝日軍」は解散を余儀なくされ、二度と復活することはな  2005年5月、トロントにおいて地元のブルージェイズとイチローのいるシアトルマリナーズの一戦が行われた。

その始球式に5人の日系の老人が登場し、満員の観衆にスタンデイングオベイションで迎えられた。

彼らこそ時代を超えて語り継がれる伝説の「バンクーバー朝日軍」のかってのメンバー達であ氏の著書「バンクーバー朝日軍」(文芸社・東峰書房)は、漫画でビッグコミックに連載され人気となり現在映画化され来春に上映予定である。

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