




代々木の杜に神とます
后(きさい)の宮のたまひ(い)つる あやにかしこき御教(みおしえ)を 学びの庭の朝夕に 思ひいでてはおのがじし 身の掟をば定めなむ(ん) |
みよのめぐみの露しげき
いく春秋(はるあき)をおこたらず 袖をつらねてむつまじく 道の一筋進みなば 高根の花もかざすべく 月の桂も手(た)折られむ(ん) |
世にたつ末も姫松の
根ざし忘れずひたすらに みさを(お)の色を深めつつ 家を斉へ(ととのえ)身を修め 心の鏡みがきえて 御国(みくに)の光添へ(え)よかし |