




5月25日(日)に開催された定時社員総会・理事会においてご承認いただき、引き続き桜友会会長を務めさせていただくこととなりました。
昨年任期途中で東園前会長から会長職を引き継ぎ、昨年は東園前会長がご決断なさったガバナンス体制の強化、『桜友会報』の発行年1回への移行による経費の節減と基本会費値上げによる財務体質の改善、桜友会Webサイト更改による情報発信力の強化を実現することが私の務めと考え、取り組んでまいりました。皆さまのご理解、ご協力のお陰で、コンプライアンス委員会の設置、令和7年度から『桜友会報』発行を年1回とする、今年度大学入学者から基本会費を値上げする旨の手続きを完了、Webサイト更改の業者選定を完了し、年内更改を目標に作業をスタートさせるなどの実績を上げることができ、令和10年度には年間収支を黒字転換できる目途が立ちました。
今後は、15万人を超える会員を有する同窓会としての組織力を強化すると共に活動を時代に合わせて変革して、次世代へ確実に引き継いでいくための体制を整えていきます。
基本理念である桜友会の3つの役割、「母校の発展のための積極的な支援」、「会員の互助親睦」、「前記の活動を通じての学習院教育の伸展および社会公共への貢献」を再認識して伝統を受け継いでいくために組織力を強化し、運営、財務を含めて見直しを進めます。
また、学習院は2027年に創立150周年を迎えます。この歴史と伝統のある学習院のさらなる発展のために卒業生として何ができるか、特に学習院の認知度向上を図ると共に若い世代への情報発信を強化してまいります。
具体的には以下の取り組みを行います。
【母校支援】
母校学習院は2027年に創立150周年を迎えます。その記念すべき時に卒業生としてどのように協力できるか、具体的に協議を進め、体制を整えていきます。また、学習院は今後ますます各学校間での競争が激化する中でどのように生き残っていくのか、そのためにどのように世の中に訴求していくかという視点が大切になります。特に学習院の認知度向上のために卒業生として何がお手伝いできるかを考えて取り組んでいきます。
【会員の互助親睦】
桜友会の各事業、委員会活動については、一度原点に立ち返って対象・目的・効果などの見直しを行い、過去の事例・実績にこだわらずに次の世代に繋げるためにはどうしたらよいのか考え、取り組んで行きます。
【財務基盤・組織力強化】
今後ますます混とんとする社会情勢の中、限られた財源でどのように桜友会を運営していくか、費用配分の適正化、費用対効果の見直しを進めると共に、委員会の連携強化・体制の見直しによる組織のスリム化も検討してまいります。
また、15万人を超える会員を有する組織としての組織力を強化するために規程・規則類の整理を行い、一元管理できる体制を整えると共に役員に対するコンプライアンスの意識向上を図ります。
【IT化推進】
本年中にはスマホ対応の桜友会Webサイトの新しいプラットフォームが稼働する予定です。これをどう使っていくか、どうやって皆さんをサイトに誘導するかが今後の課題となります。Webサイトを充実することによってタイムリーに情報をお届けできるようになりますが、そのための体制、ルール作り、サイトの構成の検討を進めると共に特に若い人たちに向けた新しい情報発信手段の検討も進めてまいります。
また、各種手続き、事務処理へのITインフラ活用の検討も進めてまいります。
お世話になった母校学習院への恩返しと思って引き続き会長を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
令和7年5月吉日
学習院桜友会会長 諸戸 清郎(もろと せいろう)
(昭和46年 学習院大学 理学部物理学科 卒)