




演題:パイプオルガンの世界‐旧東ドイツに学んで-
講師:横山 正子氏(昭和48年 文学部国文学科卒業)
今回は、女子中等科・高等科を経て文学部国文学科を卒業後、洗足学園大学音楽部オルガン科卒業・横浜国立大学大学院音楽研究専修修士課程を終了し、現在桜美林大学名誉教授の横山正子氏に講演をいただきました。
講演の内容は、
①大学4年の転機 “音楽の道へ”
東京カテドラル教会でパイプオルガンと出会い、パイプオルガンの音の粒を浴びて、音楽の道へ。
②パイプオルガンについて
キリスト教礼拝のための楽器で紀元前3世紀にエジプトが起源の楽器。
共鳴体の役割を建物内部全体としており建物と一体化している。
③冷戦下の東ドイツ ライプツィヒ留学と恩師との思いで
ライプツィヒへ数回の短期留学(冷戦下のため)を行い、聖トーマス教会等で練習を重ねる。恩師ハンネス・ケストナー氏に音楽における修辞学を学び、以後その教えを受け継いでいる。
画像上でクリックしますと拡大します(印刷用)
学習院女子中等科、高等科を経て、昭和 48 年文学部国文学科を卒業。洗足学園大学音楽学部オルガン科卒業。
横浜国立大学大学院音楽研究専修修士課程修了。
オルガン新人演奏会出演後、ドイツ国立メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学(旧ライプツィヒ音楽院)に学ぶ。その後ヨーロッパ各地のアカデミーに参加、研鑽を重ねる。
帰国後は青山学院大学、和泉短期大学オルガニストなどをつとめるほか、国内各地、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリア、ハンガリー、英国、ポーランド、アメリカ合衆国で演奏会を行う。
CD「メンデルスゾーン オルガン作品集」(ビクターエンタテインメント株式会社)は「音楽の友」推薦盤に選ばれた。
2003 年より桜美林大学助教授、2008 年より教授。同大学オルガニスト、聖歌隊指導者を務める。
2011 年より 2012 年まで、英国エディンバラ大学客員研究員として在英。教会音楽の歴史的研究のかたわら、エディンバラ大学神学科オルガニストをつとめる。
現在桜美林大学名誉教授。オルガン音楽スタジオ「トッカータ」主宰。
日本スコットランド学会、日本音楽学会、日本スコットランド協会、日本オルガニスト協会会員。