月例会報告 德江陽子氏(昭41女中) ~「国境の無い言葉、音楽 ピアノと共 に」
「平成26年5月8日付第233回月例会」
第233回は、ピアニストの徳江陽子氏をお迎えし「国境の無い言葉、音楽 ピアノと共に」と言う演題でご講演頂いた。
クラシック音楽のファンが多い桜友会員にとっては、徳江さんが奏でる素敵な音色と辿ってこられたフランス留学時代のご苦労や逸話等、含蓄のあるお話をお伺いすることが出来た素晴らしい月例会となった。
霞会館の会場は、徳江さんのフアンの方やご友人知己を始め120名を超える盛況となり、椅子席を追加、満員御礼札止めとなった。
音楽に造詣の深いご家庭に生まれ、4歳よりピアノを始められ、学習院初等科2年から桐朋学園大学附属子供の為の音楽教室に通われ、初等科、女子中等科を経て桐朋学園付属高校、厳しい指導で有名なパリ国立高等音楽院をご卒業された。
同音楽院は卒業生の出た分だけ新入生が入れると言う大変狭き門であった。
試験の課題曲も多く厳しい審査が行われ、世界レベルの学生が学ぶその厳しさを知ることが出来た。
近年は、コンクールの審査等後進の指導に当たる他、エイズ予防の研究や自閉症の児童の支援活動行っている。
東日本大震災の被災地の復興に向けて「東日本大震災支援実行委員会」を立ち上げ、チャリティピアノコンサートにも積極的に取り組んでおられる。
海外からも招聘を受けアメリカ、中国を訪ねられたり、国際交流基金の活動の一環としてエジプト、ブラジルでも演奏活動をされている。
音楽を志していく中で、
1964年には 毎日新聞・NHK主催学生音楽コンクール中学生の部全国優勝
1979年 英国チェスター市主催音楽コンクールピアノ部門最優秀賞受賞
2008年 日伯交流の中でコンサートを4回程実施、中でも外務省認定事業として行なったコンサートに対してブラジル日本移民百周年記念協会より感謝状を贈られた。
2010年 ショパン生誕記念メダルをサンパウロでの演奏に対して在ブラジル、ポーランド大使より頂く。
2012年 福島県浪江町長より被災地校への支援チャリティコンサートに感謝状を頂いた。
等素晴らしいご経歴をお持ちです。
ブラジルのテアトルアマゾーナスと言う素晴らしい劇場で和服を着て演奏をした時に、草履は意外にピアノが弾きやすいと改めてびっくりしたことがあった、と楽しい逸話もご披露頂いた。
徳江さんの思い出を画像でご披露されながら素敵なピアノ演奏を挟んだ進行は、来場者にとって至福の時を過ごすことが出来たのではなかろうか。
素敵なピアノ演奏に間近で触れることが出来る本当に素晴らしい月例会でした。
会場を埋め尽くす聴衆より盛大な拍手が送られ、ショパンの小犬のワルツをアンコール曲にしてコンサートは終了した。
最後に三野桜友会副会長より恒例の記念品をお渡しした。
演奏曲は
ショパン 英雄ポロネーズ
メンデルスゾーン 歌の翼
ヴィラ・ロボス 泥人形
リスト ラカンパネラ
平井康三郎 さくら幻想曲
アンコール曲
ショパン 小犬のワルツ
コンサートのご案内です。
東日本震災復興の為のチャリティコンサートを中央桜友会を通じて開催予定!
7月6日(日)開場13:30 開演14:00
於 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
渋谷区桜丘町23-21
連絡先 応援事務局 TEL&FAX 03-3316-8223
Email 223@myad.jp