




演題:音に感謝を込めて
講師:練木 玲子氏(ねりき れいこ・昭和46年 女子中等科卒業)
今回は、ピアニストの練木玲子氏によるピアノ演奏の夕べでした。
冒頭、初等科時代の思い出として、「安倍先生の“正直”という言葉が、
その後の人生の支えとなった」とのお話がありました。
演奏は譜面なしで演奏され、特に2曲目のシューマンの曲は約30分間演奏されました。
(曲目)
① J.S。バッハ
パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825より
プレリュード
サラバンド
ジーク
② ロバート・シューマン
クライスレリアーナOp.16
③ フランツ・シューベルト
即興曲 Op.142 第3番 変ロ長調
④ アンコール曲
ピアニスト
大阪生まれ、東京で育つ。3才よりピアノを始める。
学習院初等科を経て、昭和 46 年 女子中等科卒。
桐朋学園高校を経て桐朋学園大学在学中に米国インディアナ大学に留学。
インディアナ大学にてバチェラー・オブ・ミュージック、修士課程、アーティスト・ディプロマを修得。1982年、第7回チャイコフスキー国際コンクールにて最優秀伴奏賞を獲得。
その後、室内楽、ソロなど、日本及び世界各地での演奏活動を開始。特に今世紀最大のチェリスト、ヤーノシュ・シュタルケルと世界各地で行った公演は各方面から絶賛を浴びる。
サンティアゴ大学(チリ),シエナ国際音楽祭(イタリア),セゲド・ミュジックフェスティヴァル(ハンガリー),フェスティヴァル・デア・ズークンフト(スイス),シャタクア・サマー・フェスティヴァル,マイアミ国際音楽祭(アメリカ)等に招かれ、リサイタルとマスタークラスを開催。
教育面では1987年よりインディアナ大学のピアノ科専任講師として、世界各国からの留学生の指導に携わる。
2015年に日本に戻り、以来、演奏会、NHK TV、FM 等に出演、
また後進の指導を続けている。現在までの主な共演者は、フェデリコ・アゴスティーニ(Vl.)、レオニダス・カヴァコス(Vl.)、ナイユァン・フー(Vl.)、ウィリアム・プルーシル(Vl.)、フラン・ヘルマーソン(Vc.)など。室内楽をジョゼフ・ギンゴールド、ヤーノシュ・シュタルケル、ピアノを江戸弘子、ジョージ・シェボックに師事。