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第231回月例会報告 ~今井澄子氏 

第231回月例会   平成26年3月13日(木)

講師 :  今井澄子氏   演題 : 『光・色・形・心』

 20140313今回は環境デザイナーとして活躍中の今井澄子氏においで頂きました。

当日はあいにく台風並みの暴風雨に見舞われましたが、それでも75名の方が出席下さいました。

講演はスライドを映しながらの大変興味深いものでした。

講演内容

 環境デザインとは、自然の中に人工的なものを無理なく取り入れることを目指したもので、氏は本物・遊び心・温かさ・上品さ・無駄をいちばん大切にしている。

 有名な環境デザインとしては、セントルイスのミシシッピイ河にかかる世界で初めてのステンレスの橋、ロサンゼルスの街中のある巨大なライトアップされたピンク色の刑務所、サンフランシスコの塀のない女子刑務所等があるが、このように地域との調和が未来にとって重要と考えている。

 氏は日本に帰国後も、佐賀市役所、地下鉄日比谷駅・大手町駅のミュウジアム、日産テクニカルセンターなど多くの作品を手掛けているが、中でも香川県の豊島(てしま)・直島の膨大な産業廃棄物をきれいにするプロジェクトは氏の代表作で、ごみを隠すのではなくきれいに処理する心を大切にし、ミツバチのイメージで、トラック・倉庫・タンカーその他をオレンジとイエローで統一、快適な環境作りに成功している。

 氏の作品は時間をオーバーしても見足りないほどであったが、きれいなスライドと氏のわかりやすい語りに参加者全員大いに満足した一夜でした。

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