会長からのご挨拶 ~就任のご挨拶 令和6年5月

学習院桜友会
会長 諸戸 清郎
(昭和46年・学習院大学理学部物理学科卒)

令和6年5月26日に開催されました総会において東園基政会長の後任として第9代会長に選任されました。分不相応なお役目と思っておりますが、こうして皆様にご信任していただいた以上、精一杯務めさせていただきます。
 
まずは、東園基政前会長に9年間の長きに渡り会長をお勤めいただきご苦労様、お疲れさまと申し上げたいと思います。コロナ禍で各種活動が制限される中、創立100周年記念事業を成功させたことは大変なご苦労であったと拝察いたします。
 
私自身、通算で20年以上桜友会のお手伝いをさせていただいております。主に会員情報の維持管理、個人情報保護に関わる業務、ITインフラの整備を担当してまいりました。新型コロナウィルス感染拡大の影響も有り、ここ数年で桜友会を取り巻く環境も大きく変わってきております。この変化にどのように対応して行くか、今までの経験を活かして取り組んでまいります。
 
桜友会活動の基本理念
 

  1. 母校への物心両面の支援
  2. 会員相互の親睦
  3. 上記活動を通じての学習院教育の伸展及び社会公共への貢献

 
を再認識して、令和6年度基本方針に揚げた通り、学習院の伝統を受け継いでいくために何をすべきか各活動の見直しを進めてまいります。
 
母校支援については、2027年に創立150周年を迎える学習院の記念事業への協力、各委員会における母校支援活動を推進してまいります。
 
残念ながら現在の桜友会の財務状況は盤石とは言えません。対策として2月の理事会で桜友会報の発行回数を年1回とすることをご承認いただき、令和7年度から実施致します。また、令和7年度大学入学者から基本会費を値上げさせていただきます。また、各委員会活動への費用配分の適正化、費用対効果の見直しを進めてまいりますが、活動が委縮しないように充分配慮して取り組んでまいります。
 
桜友会報発行回数削減に伴う情報発信の低下を補うと共に、若い会員への情報発信力を強化するため、桜友会ウェブサイトのスマホ対応、SNSを活用した情報発信手段の検討を進め、情報発信の紙から電子への移行の第一歩を踏み出してまいります。
 
私は学習院初等科から中等科・高等科を経て昭和46年に理学部物理学科を卒業、その後学習院大学大学院に学び、計18年を学習院で過ごしました。その間に多くの良き先生方、先輩、友に恵まれて有意義な学生生活を送り事が出来、その後の社会人人生でも大きな糧となりました。このように私の人生の大きな柱となっている学習院への恩返しと思って会長を務めてまいる所存です。
 
前述のとおり財務体制の改善に取り組んでまいりますが、値上げした会費が桜友会の収入として計上されるのは令和10年度となりますので、それまで間会員の皆様にご不便をお掛けする場面もあるかと思いますが、時代の変革に追従して次の世代につなげて行くための大切な時期で有る事をご理解いただき、母校への支援、桜友会諸行事への参加をよろしくお願いいたします。
 
以上、会長就任にあたってのご挨拶とさせていただきます。