フランス、パリ/Université Paris-Diderot (Paris7) ~澁谷与文さん
期間:2009年9月~
学習院からパリ・ディドロ大学に交換留学生として派遣される際、桜友会海外留学助成金制度(人生チャレンジ支援)を知り応募しました。
一年間の交換留学を経た後、博士課程の学生としてそのまま留学を続けております。
フランスで過ごした時間は、フランス語教員・文学研究者を志望する私にとっての大切な土台となりました。例えば、フランスの国文学を議論する研究会からは多くの事を学びました。
指導教官の関わっていたバルザック研究会や19世紀文学研究会などに継続的に参加し、多岐に渡る運営の労も見ながら、活発な議論の場を経験することができました。
また、幾度かは、日本から知人たちが私を訪れてくれました。彼らはそれぞれ職業的な関心や、明確な目的を持っていたので、私は彼らの活動を通訳として手伝わせて貰いました。その過程で、精神病院の開放病棟を訪れ院長から患者までに話を聞いたり、官営・民営の様々な施設、地方の小学校や発電所など、を訪れたりしました。
言葉の架け橋として知人たちの仕事や創作活動を手伝うことで、フランス人の知らないフランスをも体験できたと思います。
さらに、そうした知人たちの短い滞在における具体的な目標に常に感化され、私が個人的に、フランスを基点に国内外を旅行する際にも、当地のシンポジウムや、日本人の関わる仕事を見学するなど、具体的な興味を下に報告可能な旅行をすることを心がけました。
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