ゴルフ部の歩み

学習院大学ゴルフ部の歴史は、昭和二十七年(1952)、安田弘氏を中心にした十名から始まった。当初はゴルフ部ではなく、同好会としての活動だった。中には当時としては珍しく、女性二名がいた。昭和三十年代になると次第に活動も軌道に乗り始め、それとともにゲーム戦でAブロックに入るまでになる。現在Aブロックは将来プロゴルファーを目指すような学生が活躍しているが、このころはまだみんながアマチュアで、学習院も慶応と優勝争いを繰り広げることができた。そして昭和四十年代、現在、ゴルフ部総監督をなさっている.生田憲一氏らの学生時代にその全盛期を迎えた。全日本大学ゴルフ対抗戦や全日本学生ゴルフ選手権などの大会で団体や個人で、優勝こそできなかったものの二位に何度も入る活躍をした。 OB会の方に目を移すと、現在会員六百名を越え、会員相互の親睦を図るため、昭和五十七年に創部三十周年イベントとしてアメリカンクラブで、平成四年には四十周年イベントとしてホテルオークラでパーティーを開催した。このパーティーにはOB・OGは当然としてその家族、または長年親交の厚い他大学のOB会の方々も多数参加した。特に四十周年の時には常陸宮殿下・妃殿下をお迎えして盛大におこなわれた。 そして平成七年九月にはOB会に広く寄付を募り、多くの賛同者を得て学内にゴルフ練習場を作ることができた。一度に五人が練習できるほどの大きなもので、現在では大学ゴルフ部、高等科ゴルフ部が練習に使用している。コルフ部の伝統は、今後もOB会の強力な支援のもと、現役部員によって守られながら、さらなる発展をしていくことだろう。平成14年(2002)、創部五十周年を迎える。

50年の歴史を刻んだコルフ部の仲間たちの集い  ゴルフ部創部50周年記念 平成14年7月1日、東京のホテルオークラ別館で学習院大学ゴルフ部の創部50周年記念パ-ティーが催された。常陸宮殿下・妃殿下がご臨席になられたこともあってか、OB・OG・来賓・学生合わせて約300名もの方々が参加した。