桜友会の歴史

 弘化4年(1847)京都で主に公家対象の学習所としてスタートした学習院が、維新後の明治10年(1877)東京・神田錦町に再興されて間もなく、卒業生有志によって「学習院同志会」が設立されました。その学習院同志会は、明治33年(1900)に、規模を拡大「学習院同窓会」と改称、さらに21年後の大正10年(1921)1月には抜本的な組織改変が行われ、今日の学習院同窓会である「桜友会」が誕生しました。
 平成13年(2001)は、大正10年の誕生から数えて80周年の記念の年でありました。平成13年1月20日には、皇太子殿下・同妃殿下をお迎えし盛大な記念式典を挙行することができました。この式典が桜友会の歴史にとって輝かしい新たな1ページとなったことはいうまでもありません。 さらに、平成18年7月9日に創立85周年を記念して、皇太子殿下のご臨席を仰ぎ学習院OB管弦楽団第53回定期演奏会と記念式典を開催いたしました。
 こうした歴史を踏まえた桜友会活動の目的は、学習院出身者相互の親睦・交流のほか、母校に対する後援、さらには社会貢献を3本柱としておりますが、特に母校に対する後援にはとりわけ力を入れて取り組まなければならないと考えております。
 桜友会員は現在10万5千人を超えるまでに到っておりますが、後につづく現役学生、在校生の皆さま方も、桜友会では「準会員」として位置づけ、就職活動や課外活動などの後援を通じて世代を超えた相互の交流を行っております。また、学校法人学習院には、学習院大学、学習院女子大学、高等科・中等科、女子高等科・中等科、初等科、幼稚園と8つの学校がありますが、私たち桜友会員からは、それらの学校運営のための評議員や理事も、教職員、父母会の皆さま方と同数選出されており、学習院運営に対する責任の一端をも担っております。
 良き伝統の継承のために、今後もさまざまな取り組みに力を注いでまいります。桜友会の趣旨をご理解の上、桜友会活動へのご協力をお願い申し上げる次第です。


更新日 06/8/6
歴代会長 現況 活動計画 学習院の100年