光徳小屋だより・H22/12
★★★ 学習院 日光光徳小屋 堺 ★★★
寒いとは言え最低気温-5℃を下回る日が2日という12月。
冷えっきり感が無く、温暖化なのか、異常気象なのか。。。
やっぱり奥日光の冬はキンとした冷たさがなきゃいけません。
10日に降った雪は23cm。
とうとうこれで雪の中に埋もれるシーズンの始まりかと覚悟?したのですが、それから雪は少しずつ、少しずつ融けるばかり。。。
本棟前のウラジロモミが鹿の食害で樹皮を一周食べられてしまいがっくり。
樹皮を一周食べられてしまうと、水分や栄養分が取れず枯れてしまうのです。
急いで森林事務所から鹿ネットをもらって来たばかりのところ、
斜面左側の立派なウラジロモミも食害にあってしまいました。
まだ一部なので、ネットを巻いてこれはOK。
今春からの敷地周りの鹿食害はひどく、
あたり一面見渡すところに必ず食痕が見つかるほどです。
着任してから5年目の今年までこれほどひどいことはありませんでした。
立ち木は樹皮を食べられ、実生の幼木は葉を食べられてしまい育たず、草花はあっという間に消えて行き、
遠い将来、奥日光の山は人口樹林のカラマツ(葉も樹皮も食べられない)と高く這い登ったヤマブドウ、ツタウルシの世界になってしまうのではと
ひとり心配の私です。。。
さて、そんな折、22日朝、30cmの積雪。
これがしっかり水分を持った重い雪。
白樺は草のようにうなだれ、幹の先は重さに耐えかね折れています。
大きな樹の先が折れているのを不思議に思っていましたが、雪がこんなに重いとは思いもよりませんでした。
バキッと音がするのは、枝が折れていたのですね。
白樺、ハルニレ、カラマツの枝が落ち、小道には倒木が横たわりました。
倒木はチェーンソーで切断し除去。
その後の除雪はいつもの5倍くらいの労力が必要でした。今回の雪はきっと新潟のどか雪と同じかなあと思いながら。。。
今回は、特に白樺の被害が多く、林の中にもたくさんの倒木。
小屋入り口付近の白樺も、これほどしなっていると何時倒れるか分らず、電気、電話、光ケーブルの線を一気に切断なんてことになりかねず、来春東電さんとご相談しなければならないでしょう。
そして、本棟前で鹿の食害を受けながらもほんの少し残った樹皮で生きながらえ、いち早く紅葉したウリハダカエデが小川を横切り倒れています。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。





