日時 :平成20年1月26日(土)
場所 :学習院大学理学部、南2号館200番教室
講演(1) :物理学科 三浦 崇 助教(荒川研究室) 15:00〜15:55
演題:「摩擦発光の研究」
講演要旨:摩擦は身近な現象で、滑りにくい、変形する、音が出るなどの摩擦面の力学的作用や、温かくなる、融けるなどの熱的作用は摩擦状態を特徴付ける現象である。また、摩擦は発光するという一面がある。これは摩擦面で起こる電子的励起に起因し、摩擦帯電とも関係が深い。この講演では発光観測による摩擦面の電気的作用に関する研究について紹介する。
講師略歴:1999年筑波大学大学院物理学研究科を卒業後、理学博士の学位を取得。科学技術振興事業団特別研究員などを経て、2001年より学習院大学理学部物理学科荒川研究室(表面物理学)の助手を務め、2006年カナダ・モントリオールにあるMcGill大学にて、粘着テープ剥離発光に関する共同研究を行う。現在、学習院大学理学部物理学科助教。
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