ホーム > 伝統文化にふれる会 > 文楽(人形浄瑠璃)教室と本公演観劇

文楽(人形浄瑠璃)教室と本公演観劇

解説/竹本緑大夫、人形遣い方/吉田和生
演目/壇浦兜軍記(阿古屋琴責の段)・摂州合邦辻(合邦庵室の段)・きぬたと大文字
世界に人形劇の種類は数え切れないほど存在しますが、文楽のように一日がかりのシリアスな長いドラマを展開するものは、他に例を見ません。さらにすべて の登場人物の台詞からその場の情景、事件の背景の説明まで一人の大夫がやってのける地の音楽「義太夫節」と、人形遣いが観客の面前に「黒衣」もしくは「出 遣い」として堂々と登場して1体の人形を3人がかりで動かす「三人遣い」という独自の人形操法は、「文楽」が、高度に発達した人形芸術と表される所以とも なっています。今回解説をしてくださる竹本緑大夫師は、昭和43年に国立劇場で初舞台を踏んで以来、国立劇場奨励賞、文楽協会賞など数々の賞を受賞。名門 生まれの中堅ホープでいらっしゃいます。また、この世界では、OB・竹本南都大夫さん、豊竹睦大夫(平8史)さんが活躍されています。400年もの長きに わたって日本人に愛されてきた人形浄瑠璃鑑賞の会に、ぜひご家族の皆さまでご参加くださいますよう心よりお待ちしております。

平成10年9月12日(土)国立劇場(小劇場) に於いて

カテゴリー: 伝統文化にふれる会 タグ: