ホーム > 情報・報告 -Ivent information, 桜友会の本部活動, 桜友会特別フォーラム > 第12回 桜友会特別フォーラム 山崎直子さんを講師に開催

第12回 桜友会特別フォーラム 山崎直子さんを講師に開催

平成28年11月24日に開催された第12回 桜友会特別フォーラムは、宇宙飛行士の山崎直子さんをお迎えして「宇宙、人、夢をつなぐ」をテーマに講演していただきました。
当日は、11月にもかかわらず54年ぶりに初雪を観測するなど天候が心配されましたが、山崎直子さんが会場入りされる頃には雪もやみ、800人を超す方々が会場である学習院創立百周年記念会館正堂に集いました。
今年は、例年になく学習院初等科・中等科・高等科の生徒や大学生も数多く参加され、宇宙に対する憧れや行ったことのない未知の世界への興味や関心の深さを強く感じました。
もちろん、宇宙飛行士としての山崎直子さんの知名度の高さも、幅広い層からの申し込みに反映されていました。
第12回目を迎えた桜友会特別フォーラムは、東園基政桜友会長の挨拶で幕を明け、続いて盛大な拍手に迎えられ山崎直子さんが登場。
宇宙の映像と音楽に乗って壇上に立たれた山崎直子さんは、「宇宙に行った人の数は、わかりますか?」とクイズ形式からスタートし、ふんだんな宇宙の画像を織り交ぜて子ども達にも飽きさせることなくあっという間に60分の講演を感動のうちに終えられました。
その後、「何か質問はありますか?」と山崎直子さんが会場を見渡すと、生徒を中心に次々と手があがり、なんと山崎直子さんは壇上から観客席へ降りて1人1人に丁寧にお答えになってくださいました。
時間の関係で質問を締め切らせてもらいましたが、宇宙飛行士と直接握手が出来たり、質問に答えてもらったりと、みなさんとても満足した様子でした。
講演終了後も、山崎直子さんは東園桜友会長はじめ井上寿一学習院大学長やフォーラムを主催した講座委員会の委員の方々との懇親会に参加してくださいました。
後日、会場でのアンケートを集計させてもらいましたが、とても好評で来年以降のフォーラムが益々楽しみになってきました。

写真提供/NASA

写真提供/NASA

<山崎直子さんプロフィール>
千葉県松戸市生まれ。1999年国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年認定。2004年ソユーズ宇宙船運航技術者、2006年スペースシャトル搭乗運用技術者の資格を取得。2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙へ。ISS組立補給ミッションSTS-131に従事した。2011年8月JAXA退職。内閣府宇宙政策委員会委員、日本宇宙少年団(YAC)アドバイザー、松戸市民会館名誉館長、立命館大学および女子美術大学客員教授、ふたばの教育復興応援団などを務める。著書に「宇宙飛行士になる勉強法」(中央公論新社)、「夢をつなぐ」(角川書店)、「瑠璃色の星」(世界文化社)など。